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2008年11月の9件の記事

2008年11月25日 (火)

ぎゃー

 よく使うポータルサイトに、「読めないと恥ずかしいビジネス用語」というタイトルの記事がのっていた。いつもならこういう記事は見過ごしてしまうのだが、ちょうどその真上に「ギャー!電車内に幼虫200匹まく」というタイトルがのっていたため、ぱっと見たとき「ギャー! 読めないと恥ずかしい」に見え、つい、ぎゃー、とあわててクリックしてしまった。ちなみに「幼虫200匹まく」というのは、幼虫を大量に電車の中にまいて女性客がきゃあきゃあ言うのを見て楽しんでいた男が逮捕された、というニュース。で、「ビジネス用語」の中で難しかったのは「率先垂範」と「稟議書」。読めることは読めるけど、意味わからなかった。社会人はじめてからずいぶんたつけどなあ。そこには親切に意味も紹介されていたんだけど、なるほど率先垂範なんてまったく縁のない世界だから、知らなくても無理ないのかも? でも、稟議書を知らないのは恥ずかしいんじゃ・・・。昔よく上司の書類受けに置いておいた文書、あれは稟議書と呼ばれるものだったのか。ふとその上司の顔が浮かんでしまう。きっと私が知らないと聞いたら、「知らない!? ほんとにそれで大学出てんの? 出るだけ無駄だったんじゃないの。ねえ新聞って読んだことある? 見たことぐらいはある? あっそう、あるんだ、よかったー。あ、よそで言わないでよ。こんな無知がいると思われたら恥ずかしいから」みたいなセリフを5秒で全部まくしたてていただろう。ぎゃー。いまとなっては懐かしくもあるが。思い出したら、なんか疲れた。

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2008年11月23日 (日)

描いたことは描いたけど

よ~やっとできました、自画像。思い通りにいかず、一日かけてもほとんど進まない、なんてことが何回もあったけど、ようやくフィニッシュしてもいいことになった。というか、私も先生も、ほとんどあきらめの境地に・・・。なにしろ、とても人さまには見せられないような、ひどい作品なのだ。今年に入って自画像のデッサンを始めたときは、うまくいきそうに思えた。でも油絵にシフトしてからは、半年以上たってもぜんぜんうまくならなかった。油絵で人物を描くのがこんなに難しいとは・・・。悔しいけれど、まだ実力が足りないんだから仕方ない。そもそも、先生は静物画を描かせようとしていたのに、私はもう静物に飽きていたので、一度だけ人物をやらせてほしいとお願いしたのだった。でも、結局は回り道になった。背伸びをするとかえって伸びが遅くなる。今回はそれをしみじみ感じる結果になってしまった。何枚も静物画を描いているうちに絵の具や筆の扱いに慣れて、そうしてやっと複雑なものが描けるようになるのだろう。何事も基礎が大事だという・・・うーん。ひょっとしてピアノの技術と同じなのかも。退屈なバイエルやツェルニーを通過しないとベートーベンやショパンに進ませてもらえなかったのは、こういうわけだったのか。退屈な段階でも楽しめて、どんどん練習できる人が、きっと才能ある人なんだろうな。そういう意味では、ピアノの才能は皆無だったなー。そんなわけで、今日は気持ちもあらたに静物のデッサンから始めた。先生が気をつかって、生き物に近い、きれいな巻き貝を選んでくださった。確かにおもしろいので、今回は楽しめそうだけど、この先おけいこがいつまで続けられるか、ちょっと不安・・・(笑)。

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2008年11月20日 (木)

今年も絵本

 姪にあげるものを物色しに吉祥寺まで行った。足を棒のようにして、あちこちぐるぐると探し回ったあげくに(2時間!)・・・マドレーヌという絵本のキャラクターの人形を発見。この人形と絵本とおけいこバッグをセットで購入した。このマドレーヌのシリーズのことは、今日の今日までぜんぜん知らなかったんだが、実は日本に上陸してからもう三十年以上たっているらしい。アニメにもDVDにもなっていて、関連グッズもたくさん出ているのだった。そうだったのか。それにしても、ベルギー人の父のもとにオーストリアで生まれた作者がアメリカに移住してから書いた作品の舞台がパリ・・・って(笑)。結果、絵はヨーロッパっぽいが、キャラクターの性格はアメリカっぽいような気がする。男性作家なのに、強くて元気な女の子像を描いているところがうれしい。私のときには絵本でこういうの、あんまりなかったような。とにかく、プレゼントが決まってほっとした。やっぱり今年も絵本になってしまったなあ。姪が気に入ってさえくれればそれでいいんだが・・・。
 ところで『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』って本、えらく面白い。アメリカには基礎学力が欠けている人が多いというのは知っていたけど、それは言葉や文化の壁をなかなか越えられない移民が多いからだろう、とずっと思っていた。でもこの本を読んで、実はそれより重大な原因があることを知った。他のテーマについてもいろいろ読める。おすすめ。

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2008年11月18日 (火)

百年の読書

 スケジュール帳に、また書きこんだJの文字。Jというのはジョギングの頭文字で、その日は走りましたよという印だ。ここ1年ほどは月に1回ぐらいだったんだが、ここのところ週一、多いときは週二ぐらいになっている。もちろん健康のためだけど、脳のためでもある。部屋にじっとしていると、いいアイディアが浮かばないから。
 さて、『百年の孤独』をやっと読み終えた。この本は多くの作家に影響を与えたとのことで、一度は読もうと何度もトライしては、挫折してきた因縁の小説だ。図書館で見かけるたびに義務感のようなものにかられ、そのくせ、まだいいや、と先延ばしにしていて、ずっと喉に小骨がつかえているようだった。死ぬまでに一度は読みたい本とか、そういうのとは違って、むしろ早くとりのぞいて忘れてしまいたい感じのする本だった。
 もう十年以上前のことだが、キョンキョンが雑誌で好きな本を紹介していて、その中の一冊に『百年の孤独』が写真入りで入っていた。ところがキャプションを読むと、いつか読みたい本です、と書いてある。読んでもいないのになぜ勧めるんだ、と笑いつつ、きっと私と同じドツボにはまってるんだな、と思った。合わない者にとっては、ひたすら退屈。これまではだいたい30ページぐらいで挫折していたのだが、今回は歯をくいしばって100ページほど読み進めたところ、戦争が始まる頃になってようやく普通に読めるようになった。でも本当におもしろかったのは、最後の20ページだけだった。最後まで読み切れたのはジョギングのおかげで心身ともに我慢強くなったからだろう、というのは冗談。豊饒な世界を構築しているのは本当だし、民間伝承や口伝えの伝統を取り入れつつ、マジック・リアリズムの名のとおり幻想をつづりながら現実を浮き彫りにし、芸術に昇華させたのもすごいと思う。昨年読んだ『コレラの時代の愛』のほうが感動したし、完成度が高いとも思うけれど、『百年の孤独』のほうが生命力にあふれていて、圧倒的にインパクトが強い。読むのに百年かかったような気のする読書だったけど、この二冊、無理してでも読んで損はなかった、です。マルケスにとって、愛は死出の旅なんだな。そうだよね。愛の成就は、いつも深い恐怖と背中合わせだもの。

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2008年11月13日 (木)

ふわふわパーマに

 美容院に15ヶ月ぶりに行って、前髪を切り、パーマをかけた。で、疲労困憊して帰ってきた。時間かかりすぎ。カットまではよかったんだけど、パーマはアシスタントみたいな人におまかせ状態になった。そしてカーラーを全部はずした後で担当者がチェックしに来たら、ちゃんとできていないからやり直し、だって。結局、最初から巻き直し。カラーリングはなしだったのに、トータルで4時間もかかった。途中で仕事帰りのOLさん達が続々やってきて、店内がにぎやかになっていくのはおもしろかったんだけど、気をつかってほとほと疲れた。なんで客の自分が気をつかわなきゃいけないの、とは思うんだけど、ああいうところでは、いつもなんとなく肩身が狭くて、文字通り肩がこる。もう髪の毛つやつやの若い女の子じゃないからだ。それに、若い美容師さんと共通の話題を探すのも難しかったり。お店を出たときは真っ暗。月が出ていた。年をとることは恥ずかしいことじゃないんだから、私はおしゃれにしてくれる若い子向けの美容院にいつも堂々と出かけて行く。だけど、やっぱりどこかで気後れしてるんだな。でも、仕上がりにはけっこう満足。派手でもなく地味でもなくミーハーでもなく流行遅れでもなく子供っぽくもなく・・・なかなか絶妙じゃないでしょうか。カットの腕は確かかも。で、勢いでおしゃれをしたくなって、ダイエットを再開することにした。私にとっては定番の、夕食抜きダイエットだ。不思議と、髪型を変えたり新しい服を買ったりすると、おしゃれしよう、きれいになろう、という気になるな。それで脳も、活発になるような気がする。今日はなぜかミスチルのGIFTが頭をぐるぐる回っていたなー。こんなことで無駄に活発になってもしかたないんだが・・・。

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2008年11月11日 (火)

目のこと

 そうだったのか。ずっと前から、空を見ると目の前でもやもやするゴミみたいなのは何だろう、と思っていたが、やっと正体がわかった。飛蚊症(ひぶんしょう)といって、目の老化現象だったのだ。これまでは、きっと目の角膜に傷がついたんだろう、そのうち治るさ、と軽く考えていた。でも、これがあまり危険はないものの、治りもしないものだとわかったら、そのとたんに気になりだした。一生すっきりした空を見ることはできないんだ、と思うとさびしい。で、ちょうどコンタクトレンズを買う予定があったので、UVカットのコンタクトレンズに変えた。透明なので、見たところUVカットだとはわからないのがいい。サングラスをかけてもレンズと目の間に紫外線が入りこんでしまうが、コンタクトははりついているので確実に紫外線をカットしてくれる。もちろん、紫外線は老化の大きな原因。少し余計にお金がかかってもいいから、目の健康だけは死守したい。 

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2008年11月 9日 (日)

ところで

 予告通り、中国の作家、残雪を読んだ感想。この作家は豊かなイメージを喚起させる力がある。読んでいると、子供の頃に見た夢をもう一度見ているような気がして、不思議な懐かしさがこみあげてくる。すばらしい・・・。でも正直、彼女の作品・・・もう読まなくても・・・いいかも・・・(笑)。いや、これはただの弱音。こんな難解なものを読む時間があるのは幸せな証拠だから、そういう意味では贅沢なときを過ごせたわけで、感謝。謝謝。
 今日はソフトボール女子の日本リーグ決勝戦だ。ルネサスは当然、上野由岐子の登板だな。関西の人、いいなあ。美しいものが見られて。午前中は山田恵里も登場するはずだしなあ。それにしても、日本リーグの試合が一度も東京で開催されないのはなぜ・・・。球場がないのだろうか。とにかく来年、一度は行きたいな。

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2008年11月 7日 (金)

ひさびさに美術展

 よい日和だったのでピカソ展に行ってきた。国立新美術館は初めて行ったが、広々とつくってあるし、光がよく入るし、品がよくて好感。これで混んでいなければ最高なんだけど。
 今回は解説がわかりやすくてよかった。パリでピカソの絵を見たときは、いまひとつぴんと来なかったが、今回は巨匠を少し身近に感じられたように思う。とりわけ、ピカソが自画像をよく描いていたというのは発見。自画像でなくとも、絵の中に自分の姿を登場させることがよくあった。青の時代は自分を死者に重ね合わせて描いていたのが、やがて道化師と重ね合わせるようになり、さらにそれがミノタウロスという怪物になっていく。女を引き裂く怪物だ。それを頭に入れて見ていくと、とても面白いのだ。
 ピカソの仕事量はとにかく半端じゃない。生涯作品数は数万に及び、一説には8万点とも言われていて、もっとも多作な画家としてギネスにものっているらしい。異常なほどの仕事の鬼。量が一定の水準を超えると質が劇的に変化する、というのをどこかで聞いたことがあるけれど、年代順に絵を見ていくと、まさにその経過を目の当たりにしているような気分になってくる。そうして彼は常識を次々に打ち破り、結果的には絵の人物像が宇宙人みたいな姿に・・・。超越だ。でもそれでいて若いエネルギーを維持し続けた。今回は88才で描いたという、自分と女のキスを描いた絵のエロさと肉感とパワーに圧倒された。年をとると感性が衰えるなんて真っ赤な嘘だ。なんだか元気をもらったなあ。感謝。

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2008年11月 6日 (木)

ミラクルな日にわたくしは

 ついに天地がひっくりかえる事態が起きてしまった。アメリカの大統領が有色人種に! ほとんどミラクル。おばま氏が勝利宣言したとき、テレビカメラが年配の黒人男性の涙をうつしていたけど、あの涙がはかりしれないほど多くのことを語っているような気が・・・。集会には二十万人も集まったと聞いて、ちょっと興奮した。このところ、時代の流れが大きく方向を変えつつあるのを感じる。
 そんな中、私は用を足しに渋谷まで出かけていって、目的地が定休日なのを知って肩を落とす、なんてことをやっている。でも打たれ強い人間になるため、タワーレコードの洋書コーナーに寄ってしつこく物色し、むりやり一冊購入。ドトールで抹茶ラテを飲みながらちょっと読んでみたところ、出だしがけっこういい。ひょっとして当たりかも。ふっふ。ところで、おばまブームの勢いに乗って黒人文学も見直されてほしい、というのは虫のよすぎる期待か。
 ちなみに、今年の自分への(ああ・・・)クリスマスプレゼントを何にするか迷っている。いまのところ有力なのは、コウノエベルト。それか、左手用マウス。去年はロバート・ジョンソンのCDだったっけ。今年も聴こう。そういえば『俺と悪魔のブルーズ』第5巻はいったいいつ出るんだろう。
 それから姪っ子へのプレゼントに、思い切ってお着物一式を連名で贈らないか、と提案したところ、なんとジジババが抵抗! ついこの前、遠くから遊びにきたとき、「じいじ」「ばあば」と呼ばせて鼻の下を伸ばしていたのに・・・。理由は「高い」。安いのもあるが安いのはやはり安っぽい着物であり、そんなものは着せたくない、という理屈とも言えないような理屈だった。やはり今年も絵本でごまかすのか。いいのか、それで。

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